大型製缶・板金組立.comが提案する改善事例
お客様のお困りごと・ニーズ
大型製缶・板金組立.comが手掛けた炊飯装置の部品に関するVA・VE事例です。溶接工程で生じる歪みにより正確な寸法精度が出ないため、出来る限り歪みの抑えた溶接をしていただけないかとご依頼を頂きました。金属溶接は母材を熱で溶かし接合させる際に、母材が熱で溶け膨張し冷えて固まるため、溶接した部分から歪みが生じます。歪みが部品に発生するとその修正のために追加で工数が必要となり、時間コストと作業コストの両面でコストアップの原因となってしまいます。
当社からの解決提案内容
大型製缶・板金組立.comでは、正確な寸法を出すために溶接工程を経た後に機械加工を行っております。溶接時に歪み部が発生することを想定し、大きめの材料で溶接を行います。その後、機械加工にて溶接後に生じる歪みの量も考慮して削り取ることで寸法精度を高め、見た目が綺麗な製品を作ることに成功しました。この結果、歪みを調整する工程を省くことができ、コストダウンにつながりました。
提案結果に対する評価
この結果、従来の加工方法と比較して、製品の精度向上に加え、工法転換によるリードタイムの短縮ならびに、工数低減によるコスト削減にも成功しました。当社ではQCDの面で三拍子揃ってのご提案に感謝しています。