大型製缶・板金組立.comが手掛けたオイルクーラーユニットのVA・VE事例です。お客様よりテーパが付いている製作品の板金曲げを正確に行ってほしいとのご依頼をいただきました。端面にテーパーを付け、テーパーと平行ではない曲げ加工を行う製品であったため、曲げ加工を行う際の基準面を如何にとるかが課題となっていました。
そこで、大型製缶・板金組立.comでは曲げ加工を行った後に、端面にテーパーを加工する工法へと転換するように、ご提案しました。具体的には、図面上ではテーパーが無いように設計し、曲げ加工の後にジョイント部を切断することでテーパー端面となる様にしました。この結果、曲げ加工をする際の基準面をとることも苦労することが無くなり、曲げ加工部の精度向上と、端面のテーパー面という課題に対応することができました。
曲げ加工においては基準面を取りやすくすることで、追加での治工具の製作や、基準だしの為の工数などコストアップ要因を排除することができます。これは図面に対して設計機能を持つ、当社ならではのアプローチです。加工・製作時における品質不良やコストアップでお困りの案件は、当社にご依頼いただくことで、設計段階からのVE提案を行います。